エコーってどんな機械?
[2021.07.15]
今回は妊婦健診や婦人科の診察の際に使用する「エコー」についてご紹介したいと思います。
エコーとは「超音波診断装置」のことで、超音波を使って身体の中の様子を診察するための機器です。
当院で使用しているエコー機器は二種類で、妊婦健診の際にお腹の上から腹部を見る経腹エコーと、専用の細長いセンサー(プローブ)を膣内に挿入し、子宮や卵巣の状態を観察する経膣エコーがあります。経膣エコーは子宮がん(頸がん、体がん)、卵巣がん、筋腫やポリープなど婦人科系疾病の診断に使われる他、妊娠中の胎児の観察にも使われます。
妊婦健診時に使用するエコーの種類には2D、3D、4Dがあり、2Dエコーで見るのは平面的な静止画、3Dエコーで見るのは立体的な静止画です。これに対して4Dエコーでは、胎児の様子が滑らかな立体画像で見られ、動画で録画することが可能です。
妊婦健診の際のエコー動画を、IDカードを使ってご家庭のPCやスマートフォンで見ることができるサービスも導入しておりますのでご希望の方はぜひご利用ください。(初回のみカード発行手数料として2,200円が必要)